1.銅線:

電解銅を原料とし、連続鋳造、圧延法で製造された銅線を低酸素銅線といいます。この銅線を無酸素銅線といいます。

低酸素銅線の酸素含有量は100～250ppm、銅含有量は99.9～9.95%、導電率は100～101%です。

無酸素銅線の酸素含有量は4～20ppm、銅含有量は99.96～9.99%、導電率は102%です。

銅の比重は8.9g/cm3です。

2. アルミニウム線:

電線に使用されるアルミ線は、焼鈍して軟化させたものです。ケーブルに使用されるアルミ線は通常軟化することがありません。

ワイヤやケーブルに使用されるアルミニウムの電気抵抗率は 0.028264 Ω である必要があります。Mm2 /m、アルミニウムの比重は 2.703g/cm3 でなければなりません。

3. ポリ塩化ビニル（PVC）

ポリ塩化ビニルプラスチックは、ポリ塩化ビニル樹脂をベースに、老化防止剤、酸化防止剤、充填剤、光沢剤、難燃剤などのさまざまな調整剤を混合したもので、密度は約1.38〜1.46g/cm3です。

PVC素材の特徴：

機械的性質、耐薬品性、不燃性、耐候性、電気絶縁性、加工性などに優れています。

PVC素材のデメリット：

(1) 燃焼すると有毒な煙が大量に発生します。

(2) 熱老化性能が低い。

PVCには絶縁材とシース材のポイントがあります。

4.PE:

ポリエチレンは精製エチレン重合で作られ、密度に応じて低密度ポリエチレン（LDPE）、中密度ポリエチレン（MDPE）、高密度ポリエチレン（HDPE）に分けられます。

低密度ポリエチレンの密度は0.91〜0.925g/cm3です。中密度ポリエチレンの密度は 0.925 ～ 0.94 g/cm3 です。hdPE の密度は 0.94 ～ 0.97 g/cm3 です。

ポリエチレン素材の利点:

(1) 絶縁抵抗、耐電圧が高い。

（２）広い周波数帯域において誘電率ε、誘電損失角正接ｔｇδが小さい。

(3) 柔軟性があり、耐摩耗性に優れています。

④ 優れた耐熱老化性、低温性能、化学的安定性。

⑤耐水性に優れ、吸湿性が低い。

⑥それを使用して作られたケーブルは、品質が軽く、使用および敷設に便利です。

ポリエチレン素材の欠点:

炎に触れると燃えやすい。

軟化温度が低い。